縦線と横線の意味

縦横家の本当の語源は縦線と横線の意味合いから人間学を組み立てたことにあり、地理的な要因で名付けられたとする説は「縦横学」の詳細を知らない歴史家が名付けたものである。そして縦横家の思考法の原点である縦線と横線の意味合いは以下のようになる。

◆縦線は陽で「男性」「精神」「道徳」「社会」等を表わし、横線は陰で「女性」「現実」「常識」「時代」等をわす。

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①「男性」はそのため縦社会を本能的に築き、上下意識を持つため、上下関係を尊重して地位に礼を尽くすためピラミット型の社会組織を築くことになる。「女性」は横社会を本能的に築き、平面的集団を築くため上下の差 が生まれにくく、そのため対等意識が強くなるため、特に同姓の上司に対して男性にはない対抗意識を持つ。

②男性は「精神思考」が強く、上司に自分に欠ける「現実=能力」を求め、女性は「現実思考」が強いため上司自分に欠ける「精神=人間性」を求める。そのため男性社員の多い職場では上司に「能力」重視の人選が適し女性社員の多い職場では「人間性」重視の人選が適する。尚、男性社員で上司に「人間性」を求める場合はその人の中身が女性的な証拠であり、女性社員で上司に「能力」を求める場合は中身が男性的な証拠でもある。

③縦線は「道徳」を横線は「常識」を表わすことから、子供の家庭教育では男性の父親が物事の善悪の基本である「道徳」を教え、女性の母親はしつけに当たる「常識」を教えることを役目とする。そのことから物事の「善悪」の判断がつかない子供が増えている原因は父親役の男性の弱体化が原因であり、「しつけ」が出来ていない子供は母親不在の家庭環境を意味する。

④縦線は「社会」を横線は「時代」を表わすことから、「社会」の仕組みや組織を作るのは男性が得意であり、しい「時代」や流行を作るのは女性であるとする。時代の変革期には必ず女性が活躍した歴史的事実が証明している。

《男性と女性の個人と集団の違い》

男性は個人の時は攻撃本能が強く集団では守備本能が強くなり、女性は反対に個人の時は守備本能が強く集団では攻撃本能が強くなる。そして男性は「守備力」のために集団を作るので集団の目的がなくても崩壊しないが、女性は「攻撃力」のために集団を作るため集団の目的がないと崩壊する。そのため男性の集団は本来は内勤的な仕事に適し、個人は表に出る仕事に適する。反対に女性の集団は表に出る仕事に適し、個人は内勤的な仕事に適する。つまり男性の営業マンは一人で営業した方が結果が出やすく、女性の営業ウーマンは複数で営業した方が結果が出る。男性集団は縦社会になることが最大の特徴のため本能的に上下意識を持つためピラミッド型組織に適し組織的に国を守り家族を守る戦いに適する。女性集団は対等意識が強く上下の意識がなく組織化しにくいため組織化するには横に分裂するグループ化が適する。つまり女性組織を拡大するには小グループを増やし、リーダーを「能力」より「人間性」で選ぶことが重要である。

また女性集団は攻撃的には強くなるが守備的に弱くなるために常にグループの目的を持ち進まないと団結力が崩れる。つまり女性集団は会社の創業期や変動期に大きなパワーを発揮するが、パワーを維持するには常にハングリー感を持つ目的と満足感を与えことが必要である。尚、組織的に内部崩壊して「個人」に戻った女性は受動的の守備本能に戻る。また女性集団は戦いのための戦いになり、不必要な戦いまでする危険性がある。事実戦場では女性的な質を持った男性兵士が最も勇敢な戦いをしており、指導者の中に女性的質を持つ男性がいると動きが活発になる。以上のことから組織を大きくして攻撃をかけたい経営者はまず女性集団の形成を計り、拡大した組織を守るには男性パワーが必要である。つまり「時代」を創り出すのは女性であり「社会」を創り出すのは男性である。

◆縦線は「空間」「精神」「霊魂」を表わし、横線は「時間」「現実」「肉体」を表わす。

    縦線 - 空間・精神・霊魂

    横線 - 時間・現実・肉体

人間の「肉体」は横線の右(東)で始まり、左(西)で終り、「霊魂」は縦線の下(南)から始まり、上(北)で終わる。つまり肉体は東方で生まれると同時に時間を所有し、細胞が分裂を繰り返しながら成長してその後は徐々に年を取り西方の死に向かう。霊魂は南方で生まれてから「融合」を始め3年後に肉体に宿る。その後も融合しながら成長を続け北で終わる。つまり人間の肉体は生存中に老化をするが、精神は肉体が存在する限り成長を続ける。葬式で水引や幕が白と黒であるのは、白色は西方の色で肉体の終わりを意味し、黒色は北方の色で霊魂の終わりを意味する。つまり死者の肉体と霊魂が共に成仏するように願いを込めており、皇室や地域により白と青の幕を使用するのは青色が東方の色であり、もう一度生き返って欲しいという願いを込めている。新郎の黒の紋付と新婦の白無垢の着物は新郎は肉体が終わるまで、新婦は霊魂が終わるまで添い遂げることを意味している。

また子供の「七五三のお祝い」の三歳は霊魂が肉体誕生の3年後に宿ることから「人間として完成」を祝う意味がある。このように縦横学の思考は仏教などを通して日本人の生活の中に古くから深く浸透していた。

◆縦線と横線に五方向を配置し、五行など全ての要素を当てはめて思考する。

 五方向は地図と全く同じ東西南北と中央で「位置」、「場所」を表わしている。

  北方 〔水〕黒/冬/習得/智 -  目上(親/上司)

  南方 〔火〕赤/夏/伝達/礼  -  目下(子供/部下)

  中央    〔土〕黄/土用/引力/信  - 自分 

  東方  〔木〕青/春/守備/仁      - 社会/仕事(兄姉/後継者/友人/恋人)

  西方     〔金〕白/秋/攻撃/義   - 配偶者(弟妹/補佐役)

2014年10月2日